邦画の挑戦作。
この映画のカギは最後の場面をどう見るか、にある。
1時間半くらいまでは好きな空気感に包まれた映画だった。芝居っぽくなく、リアリティーを追求し、逆にそれを笑いにもし、ベタな笑いもあり、「こんなところにもこだわってるんかあ」という含み笑いもある。獣が多少気持ち悪かったが、そういう目で観るのではなくて「発想」を観るのだろうか。とにかくいい映画だと思った。
問題は最後15分。この狙いを理解しないと大日本人は読み解けない。
映画としての「オチ」だろう。すると、それまでの1時間半はフリなのだ。だとしたらベタベタなオチだ。あれでハラかかえて笑わないだろう、映画館では。映画館はそういう空気じゃないから。観客はもっと面白いことを期待していると思う。え、まさかあのギャクで笑かそうとしている?と思った人は多いはずだ。それはそれで伝統的であり、映画では斬新かもしれない。映画という「高尚」なメディアを使って、テレビのコントと同じことをする。そこに笑いを求めたのかもしれない。
でももっと面白いオチを見たかった。日本人の目は肥えていると思う。日本人の笑いの感性に刺激を与え、レベルをあげようとしたのは松本本人だ。だから、もっと想像を超えるオチがみたい。
1時間半までは大好きだ。またゆっくり見ようと思ってる。
UAが意外に色っぽいことがわかった。
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