2009年08月10日

ポケモン〜アルセウス・超克の時空へ

「ポケモン〜アルセウス・超克の時空へ」(東宝系)

子供を連れて行って一緒に観た。
最初は2時間モチベーションを維持できるかどうか不安だったが
意外と面白かった。

「超克」・・・小学生相手に難しい字を使っている。

HPによれば、これは「ちょうこく」と読んで
「困難や苦しみにうちかち、それを乗り越えること」と書いてある。
少年ものには欠かせない普遍のテーマだ。
果たして、この物語で何を「超克」したのだろうか?
さすが映画だけあって内容も壮大だ。
巨大恐竜みたいなのが激しく戦う。
このままでは世界は滅びるしかない。
ピカチュウたちは過去へと旅だった、世界を救うために。
・・・まるでドラえもんみたい。

久しぶりに小学生相手の映画を観て時代の変化を感じた。
いわゆる一般的な勧善懲悪とはちょっと違うところ。
当然、悪いやつは出てくる。
しかしそいつも利己主義でそうやっているわけではない。
社会のことを思ってやっているのだ。
価値観は人の数だけある。
ただ、それが社会の常識とどう相対するかで善悪が違ってくる。

この映画で「超克」したのは人間のよこしまな心。
「超克」するために必要なのは人間の信じる心。
それは、一見するとポケモンを信じる心(笑)、だが実は全く違う。

人間の生殺与奪権を握るアルセウス(←すごく強いポケモン)に対して
人間界が滅ぼされないように、ポケモンと心の交流ができる人間が
「自分たちは悪くない」と訴える。

つまりポケモンを信じる心ではなく、自分たちの生き残りを信じているだけだ。
その心が閉ざされたポケモンの心を開き、世界の破滅を救ったという「超克」物語。

実に人間らしい物語だった。
ぜひ子供たちに観てもらいたい。


posted by テレビマンオニオン at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(楽しむ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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